飲み屋で熱く語る ”野球好きオヤジ” の勝手な独り言

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ボールを投げる -その2-

ボールの投げ方について子供たちにどのように指導したらよいか? 
というよりも私がどのように教えてきたのかを、強引に披露してしまうのである。
これまでに投げることに関しては、『ジャイロボール』、これが絶対 肘をターゲットに向ける』 に記載した。
「ジャイロボール」は手塚一志氏の理論を自分なりに解釈して記載し、「肘をターゲットに向ける」 は、野球に関しての絶対的に正しい、不変の真理として記載させていただいた。
そこで、今回はほとんどの技術指導同様に絶対真理とはいえないものの、初心者にわかりやすいように、そして、ヒトの体の構造上も故障が少ないであろうと思われる投げ方について、これまで実際に学童野球で教えてきたことについての酒の肴話である。
昔、我々が大人たちから聞いてきたのは
「ボールにきれいなバックスピンが懸るような投げ方」
「腕を耳の脇を通すこと」
多少ましな指導としては 「肩、肘、手首、指の順に振っていて、腕がしなるようにボールをリリースする」
などが思い出させる。
きっと、昔は多かれ少なかれみんなこんな程度であったに違いないのである。
まず、「ボールにきれいなバックスピンが懸るような投げ方」と教えると、私のような真面目な少年は手のひらを相手側に正対させたように腕を振ってしまうのである。
ピッチィングマシンに例えてアーム投げと言われるのがこれを指していると思われるが、人間の肩関節、肘関節の構造からして、故障すること請け合いの投げ方である。
おかげで、私は高校2年にして全力投球することはできなくなり、いまでも寝返りをうつたびに右肩関節に痛みが走るのである。きっと故障していなければメッジャーリーグで活躍できていたかもしれないのに。
つぎに 「腕を耳の脇を通すこと」 との教え。
体の縦方向の軸と肩から肘までのラインの角度は、体に負担なく投げるためにはある一定の角度に決まっていて、腕を耳のすぐわきを通そうとするのは無理な話なのである。
余談ではあるが、体軸×肩-肘の角度は多少の個人差はあるもの (ヒトの骨格、筋肉の構造がほぼ同一であるため)、オアンダースローーハンドスロー、サイドハンドスロー、アンダーハンドスローでもほぼ同じなのである。
嘘だと思ったら、雑誌などの野球選手の分解写真で投球フォームを参照していただきたい。アンダースローの山田久志投手、牧田和久投手もオーバースローの松坂大輔投手、田中将大投手も体軸の傾きが異なるだけで、体軸×肩-肘の角度(α)はほぼ同じなはずである。これは、当たり前なのである、みんな同じ人間だもの。
そして、「肩、肘、手首、指の順に振っていて、腕がしなるようにボールをリリースする」。
これは完全に映像をみて感覚だけで言っている内容であり、子どもたちには実にわかりにくい。
そもそも腕がしなるわけないでしょう。
上腕も前腕も骨ですよ。
曲がるところは関節のみです。オーバースロー
肩、肘、手首。そこが理想的な順番で、理想的な角度に曲がっていくと、高速で動いているので、目の錯覚でしなってだけでしょ。当たり前であると思いませんか。
そのほか肘を肩より下にさげないとか、トップの位置ではボールは後ろに向けておくとか、いろいろあるのですが、みんな理想的な選手が行っている腕の使い方の結果だけをみて教えているとしか思えないのである。
さて、いつもと同様にずいぶんウンチクを語ってしまったが、どう教えるかが問題である。
「肘をターゲットに向ける」 これは前述のとおりで、体の開きを抑える以外にもいろいろなことを含んだ基本中の基本。
そのうえで、腕の振り方の説明としては 「小指側から振れ」 とはよく言われるが、すっきりとは分かりにくい。
メジャーの名プレーヤー ジョージ・ブレットは著書 「強い打球と速いボール」 のなかで、「腕を空手チョップのように振り下ろす」 と記載している。
これは相当にわかりやすく、メジャーリーガーが空手に例えたこともあって衝撃をうけたのを覚えている。
それから正しい腕の振り方のトレーニングとしてアメリカンフットボールのボールを使ってのキャッチボールも浸透してきている。子供用に小さいサイズのボールも市販されているので、へたに指導するよりもこれでキャッチボールをさせておくとよいトレーニングになる。体育館での練習などのときにも最適である。
最近は数社からアメフトボールの形状で大きさ(短径)を硬式ボールと同じくらいにしたものも市販されているので、これらを使用したキャッチボールも有効である。
これらの楕円ボールが弾丸のように回転して進むのが要するにジャイロ回転であると理解している。
さて、ここまででも相当役に立ちそうでしょう。
すごいでしょう。
でもこのあと飲みながらさらに熟考したのである。
このくらい思考すればもう一つくらい大学に入れたかもしれないのである。
何度も記載したように人間の構造はだれでも基本的には同じであり、ものを強く遠くに投げるということに関しては、腕の振り方は同一にならざるを得ないのである。
たとえば、投球、アメフトのスローイング、さらにはバレボールのスパイク、バトミントンのスマッシュ。
また、テニスのサービスは野球の腕の振り方のトレーニングに使われることもある。
このへんまででも子どもたちには腕の振り方というものを十分理解してもらえるはずである。
しかし、この程度では東大に入ることは困難なのである。
次が究極。
『やり投げ』
やりなげ
これは強く、遠くにとばす代表の競技であり、しかも狩猟するようになったころには人類はすでに槍を投げていたのであるから、この腕の振り方は DNA に刷り込まれているはずである。
どうだ、まいったか。
野球なんぞとは歴史が違うんでぃ!!
リリースするタイミングは少し違うかもしれないが、やり投げ。
これが原点であろう。
私はやり投げを教えてもらったことはないが、おそらく右投げであれば、投げる方向に向かって槍は時計方向に回転しているはずである。そうでないと真っ直ぐ、遠くには投げられないはずである。
これもジャイロ回転なのであろう。
だから、子どもには言うのである。投げるのが丸いボールと思うな!  
槍だと思って投げろと!
ボール=やり
ここまでくるとかえって分かりにくいのであった。
東大は遠かったのである。
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2013-06-22 : 野球技術 : トラックバック : 0
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